英語学習が進んできたら、
いつかはニュース記事を英語で読んでみたいと思っている人は少なくないですよね。
また、
ある程度海外の人と英語で深い会話ができるようになりたい!
そんなあなたには
ニュース記事の英語を積極的に読むことをおすすめします
ニュース記事の英文は、
洗練された単語や表現の宝庫なのです。
ニュース記事を毎日読むだけでも
さまざまな語彙やフレーズを学ぶことができますが、
この記事では、さらに英語ニュース記事を
効果的に活用して、英語学習の効果を高める方法をお伝えします。
生きた英語の語彙や表現に触れることができる
教科書やテキストには、なかなか載っていない言葉に多く出会うことができます。
記事の中の文章では、そのトピックに関係した人物の言葉の引用文も多いのですが、
その話者から、発せられる英語は生き生きとしていて、感情表現が豊かなものです。
言葉の使い方はスピーカーの人柄や知性が表れます。
文章を読んでいると、こんな表現もあるのか、と感心することが多いのです。

最新の情報に触れることができる
最新の出来事やトレンド、文化について学ぶことができます。
このことがどんなメリットにつながるかというと、
英語を話す人と何気ない「大人の会話」が楽しめるようになるのです。
「働き方」や「家族の問題」「子育てに関する記事」「健康」に関する記事は
私が利用しているオンライン英会話の先生も関心が高いので、
ニュース教材を題材にしてレッスンを受けると非常に会話が進みます。
英語学習者の始めの目標は
「日常会話ができるようになること」かもしれません。
そこをクリアしたら
最新の出来事や社会問題などをもとに
英語で意見交換できるようになると、
さらに相手と深い人間関係を築くことができるようになるのです。

ニュース記事が英語学習の優れた教材になるとして、それをどのように活用したら良いのでしょうか?
私の活用の仕方をシェアします。
ニュース記事サイトから自分の興味のある記事を選ぶ。
オススメの英語ニュース記事サイトはAmazing Talkerさんの「おすすめの英語ニュースサイト徹底紹介!」の記事に詳しく載っています。
自分のレベルに合っていて、かつ
自分の興味のある内容の記事から選ぶことが大切です。
ここでは
BBC のWEB サイトの一記事を採り上げて解説します。
具体的には「学生と高齢者世代が一緒に住む」というBBC Webサイトの記事を採り上げます。。
ChatGPT活用して文章を要約してもらう
長文記事は、あらかじめChatGPTに英語で要約してもらいます。
専門用語が多くてわかりにくい記事は、日本語でも要約してもらうこともあります。
この記事が何を伝えたいのかをあらかじめ理解してから読むと、英語の文章がすっと頭に入るからです。
論点を頭に入れながら読むのと、漫然と記事を読むのとでは、理解度か違います。
上記のBBCの記事のChatGPTによる要約がこちら

これは
「大学生と高齢者世代が一緒に住む試みがさまざまな問題を解決する」という内容の記事です。
世代が違うもの同士の同居が
若い世代に適当な価格の住宅が不足している問題と、
高齢者の孤独感問題の両方を解決してくれるのです。
ただ、世代間のギャップによって生じる問題の解決はそれほど簡単ではないこと
がこの記事で書かれていることです。
ChatGPT4にイディオムを抜き出してもらう

1記事から、面白そうな表現をたくさん抽出することができました。
単語帳になかなか載っていない表現にたくさん出会えます。
まさに生きた英語の表現の数々ですね。
たとえば、「nuggets of wisdom」という表現はマクドナルドのナゲットを思い出させますが(笑)
「知恵の塊」という意味だそうです。

「a stone’s throw」とかいう表現も面白いですよね。
「石を投げれば当たる距離」すなわち「すぐ近く」という意味。
実際に文章で使われている場面に触れると
フレーズの適切な使い方を知ることができます。
英語ニュース記事をオンライン英会話の教材として使ってみよう!!
ChatGPTから得られた情報を教材にして、オンライン英会話の先生とディスカッションします。
この方法を続けていると、自分の意見が英語に載せられるようになって、スピーキング力が向上します。
要約文を参考にして、記事の論点が理解できているので、自分の意見をその場で考えやすいのです。
この方法は英検の二次対策の練習にも有効です。
さらに記事から抽出したイディオムを使って英作文を作る練習もします。
洗練された表現を自分のものとして、使えるようにするには英文を自分で作ってみることが大事です。
特にオンライン英会話で教材難民になっている人は、ニュース記事から興味のある内容を選んで、自分流にアレンジして作ってみると、レッスンが充実したものになりますよ。
英語が話せるようになりたいと思っている人は多いと思いますが、実際海外に出てみると、日本で習った英語があまり役に立たないということを実感します。
本当に話せるということは、自分の意見がきちんと英語に載せられて相手に伝わるということが大切。
そのためには、生きた英語に日頃から触れていく必要があります。
「大人の会話」を楽しめるようになるためにニュース英語というのは最適な教材になると言っても過言ではありません。