イギリスの首都ロンドンの観光スポット
ロンドン塔を訪れました。
テムズ川岸、イーストエンド地区にある中世の城塞です。
ロンドン塔は、11世紀から現在に至るまで、
宮殿、監獄、造幣局、天文台、銀行、王立動物園な°様々な用途に使われてきました。
イギリスを代表する世界遺産の一つです。

最寄りの駅は、地下鉄のTower Hill駅
(Circle /District line の沿線上)。
駅からは、徒歩で数分の距離です。
ガイド付きツアーを事前にオンラインで予約していましたが、
飛行機の到着が遅れて予約時間に間に合いませんでした。
残念ながら、ツアーには参加できませんでしたが、朝早めの時間に着いたので、並ばずに入場することができました。
本当は、この写真のロンドン塔を守る近衛兵The Yeomen Warders(ヨーマン・ウォーダーズ)にツアーガイドをしてもらう予定だったのですが。。。
↓

Crown Jewels
一番人気があって長蛇の列ができると聞いていたので、
混雑する前に一番先に訪れた場所がCrown Jewels(クラウンジュエル)。
歴代の王室の宝物が展示されていました。


建物の中は撮影禁止。
5月に行われたチャールズ国王の戴冠式で使われた王冠や杖も、ここで保管されています。
豪華な宝物の数々に思わずため息が出ます。
一部の場所には、歩く歩道があってゆっくり見られないようになっていました。
展示物の前で、立ち止まる人が出ないようにスムーズに観覧してもらう配慮なのでしょうか。
White Tower(ホワイトタワー)

ここには中世の時代に使われていた鎧や武器が展示されていました。
展示されている甲冑を見て、こんな重たいものを着て戦っていたのか。。。。と驚きます!!!
日本から送られた鎧も。
徳川秀忠が寄贈したもだそうですが、元々は武田勝頼が所有していたものだそうです。

中世に騎士が使っていたものとは、見た目がかなり異なるので一際異彩を放っていました。
(私が日本人だからそう見えるのかもしれませんが笑)
Tower Green (タワーグリーン)
ロンドン塔内では、ヘンリー8世の二番目の妻だったアン・ブーリン始め、多くの貴族たちが処刑されています。
アン・ブーリンについては、映画「ブーリン家の姉妹」を見て興味を持っていました。
この映画には、16世紀の英国王ヘンリー8世の王妃をめぐる騒動が史実として描かれています。
男子の後継者が欲しかったヘンリー8世は、彼女に姦淫と反逆者の罪を着せ、処刑を命じました。
自分の邪魔となる人物を次から次へと消してしまうヘンリー8世の無慈悲ぶりがうかがえます。
処刑場だった場所には、記念碑(タワーグリーン)が置かれていました。


The Ravens at the Tower of London (ロンドン塔のワタリガラス)
ロンドン塔にはRavensというワタリガラスが大切に飼育・保護されていました。
ここのカラスはいつも6羽以上の数が必要とされています。
「このカラスがいなくなるとロンドン塔は崩壊し、ロンドン塔を失ったイギリスは、滅びる」と言われているそうです。
実際そばで見ると日本のカラスより、大きく、威厳があるように感じられました。
日本では、不吉の象徴とか、ゴミを荒らす嫌われ者のカラスですが、所が変われば、
国家の守り神として崇められているのですね。
羽は風切の処理がされているため、遠くには飛んでいけないようになっているそうです。
ちょこちょこ歩いている姿が愛らしかったです。

まとめ
イギリスに入国して最初に訪れたのが、
このロンドン塔でした。
イーストエンドの街の真ん中にあり、地下鉄の入り口から出てすぐ見えるこの荘厳な建物の佇まいは,とてもインパクトがあります。

ここを訪れると、イギリスの中世の歴史を感じることができます。
歴史好きな人なら、見どころ満載のロンドンの塔。
時間がなかったので、全部は廻りきれませんでしたが、戴冠式に使われる宝飾品が展示されているCrown Jewelsだけでも十分見応えがあります。
塔の近くにはタワーブリッジがあります。

ライトアップされたタワーブリッジ
