前回までの記事はコチラ
↓
留学を決意した経緯→海外留学体験記(長男編①)
留学の方法と費用について→海外留学体験記(長男編②)
長男の英語力は現在、会議通訳レベル、ネイティブと議論ができるレベルです。
今回は英語習得までの過程をシェアしたいと思います。
本人から話しを聞き、久しぶりに(笑)小学校時代から振りかえってもらいました。
小学校の時から近くの英語教室に通っていました。一週間に一度のレッスンなので英語のリズムに慣れる程度のもの。
レッスンは楽しかったそうです。ちなみに私が教えていたわけではありません。先生が母親だとケンカの元になります(笑)。
ただ、英語オタクの母の背中は見ていたかも(笑)。ここらへんの話しは→「自分軸が子育てに役立ったという話し」に書いております。
また我が家はホストファミリーをよくやっていたので、日常生活の中で外国の方と触れる機会も少なくありませんでした。
私立中高一貫校に入学。中学校に入学した際は自分の英語力に自信があったそうです。
その自信も中1の2学期の期末テストの点数を見て愕然とし。。。
そこで、文法、単語が穴だらけだと気付きました。

テストの点を見てショック!!
思った以上に英語が出来ていなかった!!
英語なめてたわ(汗)
教科書を丸暗記するまで声に出して何回も音読。
教科書の文章を読んで書いて読んで書いてをひたすら繰り返しました。
並行して学校教材のワークにていねいに取り組んでいったら次の定期テストで英語で学年一位をゲット。

最初はあやふやだった文法も教科書を暗記したことでだんだんと理解できるようになった。
そこから自信がついてきて英語の成績を死守するために音読で教科書暗記勉強法を繰り返しました。

「成績を維持したい!」というのがモチベーションだった。
音読を繰り返しているとリスニング力も上がってきたそうです。
もともと話すことは得意だったので、自分の力を試したくなり、中学2年生の時に学校のサマープログラムを利用してアメリカのボストンにホームステイ体験。
学校主催のレシテーションコンテストなどに積極的に参加しました。
この時期、部活にも没頭。吹奏楽部でトランペットを吹いていました。特に大会の前になると部活三昧の毎日。
吹奏楽部の練習に注いだエネルギーが他の対象に移ったときに、同じだけの集中力が発揮できた、
のはこの時興味のあることに打ち込んだ部活での経験のおかげだと思っています。
地元の外国人留学生とよく遊びに行ったり、カフェでおしゃべりをしていました。
そこで友人をたくさん作り、交流を深めるうちにスピーキングの力もアップ。
今でもその子たちとは交流があるそうです。
大学入学資格を得るためにはTOFEL( CPT )で550点が必要でした。
渡米して最初の半年は語学学校に通いながらTOFEL突破のための勉強の日々。
550点突破まで苦戦したようです。コツコツやって入学までに目標点数をクリア。
晴れて大学に入学できました。
ある程度、語学学校で力をつけたものの、やはり大学の授業は別次元だったようで。
教授の言っていることは聞き取れるけれど、ディベートやディスカッションの授業になると何も発言できず。
クラスの中で取り残された気分で、もどかしさを感じる日々を送っていました。

クラスメートの議論に参加できなくて、落ち込む日々!!
積極的に大学で友人を作ろうと決意。
留学生団体の活動に参加し、世界各国から来ている留学生の友達を作りました。
そこでボランテイア活動(地域の小学校で日本文化を教えるイベントや大学内で世界の文化を紹介するイベントを企画)で司会やプレゼンなど場数を踏んでいったら、だんだんと授業でも議論に参加できるようになったそうです。
4年生時は留学生団体のリーダー、インドの学生団体のリーダー(日本人なのに笑)を務めました。
勉学と並行して課外活動にも積極的に参加。こうしてさまざまな国の学生が話す英語に触れる機会は貴重な体験でした。
日本の外に出ると教科書通りの文章や発音で話す人はそんなに多くないからです。
色々ななまりの英語に触れることができた経験は今の彼の仕事にも活きています。
日本に帰国後も外務省、日中韓協力事務局が主催した「日中韓ユースサミット」で日本、中国、韓国の学生代表の中で議長を務め、語学に関して絶対的な自信をつけました。
仕事で必要なアラビア語、フランス語を勉強中。
語学の習得のための方法は基本的には英語と変わらないそうです。

さらなる英語力アップのため、外交専門用語を学んでいます。
ネット上のコンテンツを積極的に活用したり、専門書を読んで日々勉強中。
語学だけでなく、その背景となる知識も学んでいます。

①旅行レベルでの会話なら文法は不要かもしれないが、きちんとした英語が使えるようになるためには文法は必須事項。
②自分に何が足りないのか分析してそこを克服するためにはどうしたら良いのかを常に考えていた。
⓷人それぞれ目標とするレベルが違うので、自分はどこに到達したいのかを見極める。他人と比較しない。
語学学習のヒントになれば幸いです!!!