英検1級のリスニング対策:初受検の結果の反省から全体的に底上げした方法

英検1級を目指し、いざリスニング対策に取り組もうと思っても、どう対策して良いかわからない。

何から手をつけて良いかわからない人、という人は多いと思います。

私も、初めて受検したときは、試験問題が聞き取れなさすぎて、撃沈しました!!

そこから、どのように、合格レベルまで上げていったのかを、お伝えします。

自分の現在のレベルを自覚する

初受検して思ったことは、

「早めに一通り通して問題を解く練習をしておけばよかった!」

ということです。

そこまでの勉強は、

今日はリスニングのpart1の問題の対策だけやろうとか、part2だけやろうとか、

ぶちぶちに区切って学習していました。

本番の試験では、大量の英文と対峙する筆記試験で頭を散々使った後に、リスニングを行います。

疲れ切った脳みそをふり絞って受ける本番のリスニングの状況は、普段の勉強でリスニング問題だけに集中して取り組むゆるゆるな状況とはわけが違います。

まずは、自分の目標とするレベルと現在のレベルにどれだけのギャップがあるのかを知る必要がありました。

そのためには、

少なくとも過去問を使って時間を測り、リスニングだけでも最初に通して受けておけば良かったと思いました。

なぜ点数が取れないのかを自己分析してみる

初受検のあと、数年分の過去問を通して受けてみて、点数に結びつかないのはなぜか?と自己分析をしてみました。

英検1級ようなハイレベルのリスニングの問題は、さまざまな要素を底上げしないと、正答率が上がりません。

点数に結びつかない理由は次の要素のいくつかが組み合わさっていることが多いと思います。

他人の対策方法が当てはまらないことが多いのは、何が自分に足りないていないのかを理解できていないから

聞き取れない理由としては

  1. そもそも単語力が不足している
  2. 文法の理解不足
  3. 英語の音と音のつながりが聞き取れない
  4. 聞き取れても内容を覚えていない
  5. 選択肢の文章を読む速度が遅い

私の場合は①の単語力不足と

③音と音とのつながりが聞き取れない

④聞き取れても内容を覚えていない

ことが課題でした。

単語力不足の克服

英検1級合格にに必要な英単語数は

約10000〜15000語と言われています。

当たり前のことですが、やはり単語力は英語学習の基本です。

多くの人が学習するように、「出る順パス単」の単語帳を何周もして単語を覚えました。

英検1級の単語はニュース記事でも多く使われています。

その単語がどうやって使われているのかを知るには、ニュース記事を普段から読んでおくのも良いです。

私の場合は単語帳で覚えるより、文章で英単語を覚えた方が記憶に残りやすかったです。

ニュース英語記事は優れた教材!!効果的に活用して英語力を上げる方法

音と音とのつながりが聞き取れないことへの対策

スピーカーの話し方が早ければ早いほど、音のつながりが聞き取れませんでした。

1級の初受検後、これを克服するにはどうしたものか。。。。と、調べていたら、こちらの本に出逢いました。

TOEIC対策用のの問題集です。

関西弁の講師の軽快なトーク炸裂の内容です。

人によっては、講義の内容に好き嫌いがあるかもしれませんが、私は飽きずに少しづつ取り組めました。

テキストを2周して、学習し終えた頃には、効果を少しずつ実感!!

聞き取れるようになっても内容を忘れてしまう!!!

ボキャブラリーの数も増え、音声のつながりや速さにも慣れてきて、だんだんと音声が聞き取れるようになってくると、新たな課題が立ちはだかりました。

聞き取った内容を覚えていられない!!!

音声は一回しか流れないのに、情報量は多く、問題を解く段階になると内容がすっかり頭から抜けていました。

特にpart2の問題はわりと長めの文章がが読まれた後に、その文章についての質問が2問あります。

脳みそフル回転で臨むのですが、質問に回答する頃には頭から内容がすっかり抜けているのです。

そこで取った手段が

リプロダクショントレーニング。

その記事はこちら↓

リスニングの内容が頭に残らないときの解決策を伝授!!!

合格しても修行は続く

1級に合格しても、日々英語に触れていないと、力が落ちてしまいます。

英語の勉強はよく筋トレに例えられますが、ホントそうです!!

せっかく聞き取れるようになったので、力を維持するために、毎日BBCの記事をピックアップして、声に出して音読しています。

一人では挫折するので、毎日のオンライン英会話のレッスンに音読作業を組み込んでいます。

音読する時には、気をつけていることは、

はっきり声に出す

正しい発音やアクセントで行う、

文章がどんなことを伝えているのか考えながら読む

ことを心がけています。

合格してから、2年経ちますが、リスニングの力は維持しています。

まとめ

この方法を積み上げていっても、劇的に、リスニングの力が上がるということはありません。

少しずつ小さな壁を越えていって、いつの間にか、だんだんよりレベルの高い内容が聞き取れるようになっていた!というのがリスニングなのです。

単語力、文法力、記憶力、事務処理能力のスキルの結集がリスニングの力を上げていきます。

私も今になって英検1級対策で負荷をかけて勉強したことがじわじわと出ています。

すぐに成果が出ないからといってあきらめないことが大切ですね。

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