映画「しあわせの絵の具 愛を描く人」モード・ルイスという画家の一生に感動

2018年に公開されたカナダの画家モード・ルイスの一生を描いた

「しあわせの絵の具 愛を描く人」を観ました。

少し時間が空いたときに、ゆっくりAmazonプライムビデオNetfliks(ネットフリックス)の中から自分好みの映画を探し出すのが至福の時間です。

伝記映画の面白さ

人の人生をたどる「ものがたり」が好きです。

いつの時代も、どの国の人でも、そこにドラマがある。

人の感情は時間や国を超えても、今の時代で日本に生きる私たちとそんなに変わらないことに気づき、そこから生き方のヒントが得られるからです

いわゆる偉人と呼ばれる人の人生の波乱万丈さは私とは比べ物にはなりませんが。

故エリザベス女王の父上ジョージ6世の「英国王のスピーチ」

スティーブン・ホーキング博士の「博士と彼女のセオリー」

クイーンのフレディマーキュリーの「ボヘミアン・ラブソディ」など、人々の心を揺さぶる映画が多いのも、納得です。

脚色はしてあっても描かれる人物が魅力的だと、それを取り巻く人たちも面白い。

人の人生はストーリーになります。

モード・ルイスという画家と色鮮やかな作品

映画を見るまで、「モード・ルイス」という名前すら知りませんでした。

カナダで最も愛されている画家の一人なんだそうです。

モードは若年性関節リウマチを患って、手足に不自由がありました。

さらに家族の裏切りなどもあり、不遇な境遇であったのですが、

絵を描くことで自分らしさを見出していきます。

彼女が生み出す作品は、観る人を幸せにするようなとてもカラフルな色使いで描かれています。

胸の奥がしみじみあたたかくなる作品でず。

彼女の心のファインダーを通して見る外の風景は、希望に満ちたものだったのです。

「わたしは多くを望まない」

「私は窓が好き」

「鳥が横切ったりハチが来たり、毎日違うわ」

命の輝きが一つのフレームに、そこにあるの」

The whole of life already framed. Right there.

しあわせの絵の具 愛を描く人モード・ルイス

何か大好きなものを自分の中に持ち合わせている人は、精神的に強いですね。

過酷の状況を生きていても、好きなことに没頭する瞬間は自分のありのままでいられる。

人がしあわせに生きるために、価値があることなんじゃないかと思います。

アメリカの大統領ニクソン大統領も彼女の作品がお気に入りだったそうです。

役者さんたちの演技がすばらしい

モード・ルイス役の女優さんは

「シェイプ・オブ・ウォーター」で2018年のアカデミー賞主演女優賞を獲得した演技派女優のサリー・ホーキンスです。

手足が不自由なヒロインを見事演じ切っていました。

夫のエベレットを演じたのは、イーサン・ホーク。

遠い昔の話ですが(笑)、「スクリーン」という映画雑誌を愛読していた私にとっては、イケメン俳優のランキングで常連だった彼の名前を見つけただけでも、そそられた映画でした。

すっかり、いい大人になっていて、無骨で感情表現が苦手なヒロインの夫がハマり役でした。

ボソボソ話すモードの役柄、英語は少し聞き取りにくいけど決して難しくはありません。

英語は映画で学ぶに限りますね。

しみじみ心に効く煮込んだスープのような作品で、本当に観てよかったなと思える映画でした。

まとめ

ギフテッドと言われる人には、必ずと言っていいほど大きな困難が立ちはだかっています。

偉業というのは、それを乗り越えた先に与えられるものなんですね。

だから、ギフテッドなのでしょうか。

また私の中で、一つお気に入りの映画が加わりました。

    Amazonプライムビデオで視聴できます。

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